IoTカメラを使った巡回点検の省力化で注意すべきポイント
2020年04月27日
新型コロナウイルスのパンデミックにより、日本も緊急事態宣言の対象地域が7都道府県から13都道府県に拡大され各地で休業や外出自粛が広まっています。業種にもよりますが企業活動はリモートワークが前提となりました。この緊急事態が少しでも早く収束することを願うばかりですが、収束後においても、これまで以上にリモート前提での業務省力化は加速すると予想されます。
LiLz Gaugeは、専用のIoTカメラLiLz Camによって目視による巡回点検省力化の強い味方となると考えています。LiLz Gaugeは、LiLz Camを計器の前に設置すると、点検対象の計器画像を遠隔からクラウド経由で確認することができます。しかしながら、IoTカメラを設置するということは、どの程度の距離から計器を撮影すれば良いかという検討が必要になり、検討時間を要する場合が多く注意が必要です。
一眼レフのカメラ撮影に関するブログやレポートなどはWeb検索すると十分な量の情報を発見することができますが、撮影対象は風景や人であり、計器ではありません。そのため、このような情報を参考にしても実際点検対象の計器がどのように写るのかという点についてはなかなか把握しづらいのが現状です。また、屋外で撮影する際の日照状況や、マンホール内の暗闇などではさらにフラッシュの強さや露出調整なども必要になります。
これまでこの設置に関する情報は、リルズ においても皆さまとお会いした時にある程度の目安を提供するまでにとどまっており、私たちも「設置条件によります」「この計器なら1m程度は大丈夫です」など非常にざっくりした情報提供しか出来ていませんでした。現在のリモートワーク状況下では実際設置検討も出来ません。そのため今回、撮影距離や撮影条件ごとに計器がどのように見えるのかという点について資料で共有できるようにしました。例えば、以下はナナセグ 画像が距離別にどのように撮影されるかという画像をまとめたものです。LiLz Gaugeは、3つの解像度を選択または切り抜きによって設定できますが、解像度と撮影距離によって点検可能な画像かとうかが分かります。以下の例では、VGA(640x480)の画像では、1m程度が目安の距離となります。もちろん視認性はナナセグ の数字のサイズや明るさにも依存しますが、参考になると思います。
円型計器、矩形型計器、カウンタ型計器、ナナセグ 型計器を対象にまとめた資料を今回共有いたしますのでこの機会に検討してみていただければ幸いです。また、今回は暗闇条件下での情報はまだ十分ではありません。今後情報を充実させてまいります。資料のダウンロードは以下から可能です。
またLiLzは拠点が沖縄ということもあり、創業当時からリモートによるオンラインミーティングを歓迎しています。この機会にもう少し詳しく説明を聞いてみたい、という方は遠慮なくお問い合わせください。
最後に、新型コロナウイルスの感染が国内で急速に拡大しており、不安が募る日々ですが、くれぐれもご自愛ください。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
LiLz株式会社 大西 敬吾